成長したい部下とズレてる上司
今回のブログは部下の成長についてです。
コロナ禍になり、部下と上長のコミュニケーションの重要性がより重視されるようになったと思います。
様々な企業で1on1、メンタリング、査定面談、なんていう個人面談的なスケジュールを聞くようになりました。オンラインですぐに面談が出来るようになった事も急速に普及した要因ですね。
そんな中で起きている問題。
ズバリ!上司のずれた教育です。。
先生に漢字を聞きにいったのに計算を教えてくる、
野球のバッティングをコーチに聞いたのに変化球の投げ方を教えてくる、
親に将来の相談をしたのにお金の重要性だけを教えてくる、
と、こんな感じのズレたコミュニケーション、Q&Aが起きているんですよ。。
しかも上長がそのズレに全く気付いていない、、これ社会問題ですよw
ですので、仕事上の部下が求めてくる成長分野は下記7項目!整理したいと思います。
① マインド:心得、精神力、忍耐力、集中力、社会人とは等・・
② 知識(インプット):専門用語、業界事情、商流、競合他社情報等・・
③ 行動力:目標設定、KPI、誰に相談すると上手くいくかアドバイス等・・
④ アウトプット:話し方、コミュニケーション力、提案書作成力等・・
⑤ 関係構築:人間関係、ビジネスライクとは、立場と意思決定の関連性等・・
⑥ キャリア形成:自分の得意不得意、今後求められるスキル等・・
⑦ お金の勉強:お金とは、昇給とは、お金より大事なものとは等・・
この7項目は
①:基本編
②③④⑤:実践編
⑥⑦:教養編
というようなカテゴライズが出来るとも思います。
そしていざ、上司との面談ですが上記の項目に沿って話が出来ていれば有意義な時間になるはずなのに、そこを意識しないで進めるのでズレまくるわけです。。
この中でもよくあるのが
A:⑥キャリアについての相談なのに、①昭和根性論で返してくる上司
B:②知識が足りていないことに気付かずひたすら④アウトプットの仕方を教える上司
C:③目標達成のためには⑤メンバー間の人間関係が大事と教えられない上司
こようなところではないでしょうか。
Aについては絶滅危惧種であって欲しいくらいの上長像ですが、ただ!現ビジネス界においては決定権、決裁権を持っている方が多いのです。
なので、根性論で返してくる昭和のおじさんとも上手く付き合う⑤関係構築を教えてあげることも重要です。ちょっと話がそれましたが、、
話を戻しますと、これから育成や教育を担う上長は、部下の熱い成長意欲に応えてやろう!と意気込むだけではなく一つ、冷静にどの分野で成長したいのか、どの分野の事を聞きたいのか、そこを見極める必要があると思います。
今、自分も現場のメンバーとその上長、共にコーチングをするお仕事をいただいておりますが本当にここのズレは多いと痛感します。
特にオンラインが当たり前になった昨今、実際の容姿も見れない、顔色もわからない、目の動きも故意に合わせていないんだかわからない、、と今まで会えば自然と感じ取れた相手の情報量が少ない事もズレの大きな要因になっていると思います。
いずれにしてもこの7項目!ちゃんと整理して面談や教育の場に活かしてください。
企業の新人研修やオリエンテーションなんかで、この7項目それぞれについての考え方や捉え方を伝える。(会社のスタンスとして)
なんていうコンテンツも非常に面白いと思っています。
トヨタ、日産、ホンダでもこのスタンスは違いそうですし、ボスコン、マッキンゼー、アクセンチュアなど将来独立する方が多い血気盛んな業界だとなおさら大きな違いがありそうですね。
あとあと、最後に、、7項目ではありませんが8つ目とするならば
⑧ケア:愚痴を聞く、ストレス発散、優しく対応
がとても重要。
業務過多、オンライン孤立、コミュニケーション不足、、で心が疲れてしまってる人も増えているのが現状だと思います。
上長としてここにも気付き、7項目を教育できる!成長したい!という健康状態に戻してあげてほしいと思います。