管理職に求められる役割変化
日経に面白い記事がありました。
ぜひ、部署を束ねるリーダー、管理職の方には読んでおいてもらいたい記事です。
記事内容は、管理職になった当時、昔はこのような能力が求められていると思ったランキングは下記↓
1位:豊富な経験
2位:専門的な知識やスキル
3位:部下を指導・育成する能力
4位:社内外との交渉力
5位:コミュニケーション能力
6位:戦略や業績、財務状況への理解力
7位:新しい仕事のやり方を工夫する能力
そして、現在管理職になって思う必要な能力ランキングはこちら↓
1位:部下を指導・育成する能力
2位:豊富な経験
3位:専門的な知識やスキル
4位:コミュニケーション能力
5位:新しい仕事のやり方を工夫する能力
6位:社内外との交渉力
7位:戦略や業績、財務状況への理解力
こんな感じの順位の変動があるという面白い統計データです。
ざっくり言うと、最初は経験やスキルがあれば部下にも教えられるし、自部署も強くできる。と思っていたところ、それだけではなかなか、部下は育たず、苦戦中。。。
といったところではないでしょうか。
個人的にはこの順位の変動よりも、ギャップ(当初大事だと思っていたことと、今大事だと思う事の)の方が気になりましたし、興味を引かれました。
記事にあるグラフですが、スキルや経験のところはギャップが小さいので昔も今も大事だなと思っているという事だと思います。言い換えれば昔から、管理職を経験しなくても大事だという事は知っていた。という事です。
一方で、ギャップが大きい項目。
コミュニケーション能力と、新しい仕事のやり方工夫する能力が目立ちます。
ここを紐解いていくと、部下と上司のコミュニケーションが上手くとれておらず、成長しない、育成できないという問題が起き、よりその部下との関係値作りに時間を割くので他タスクがパツパツになる。。こうなると日々の業務に悪循環がうまれます。
そこで、より効率的にタスクをこなす創意工夫が求められる。といったとこだと思います。
コロナ禍で在宅ワーク、オンラインMTGなど、コミュニケーションが乏しくなる環境が進んでます。その中で、コミュニケーションをしっかりと取るという事は難易度が上がっていると思います。
今大事だと思うランキングでも育成は1位になっていましたが、自分はその手前でコミュニケーションスキルの項目が最も大事だと思っています。
コミュニケーションが社内、社外問わず上手く取れている人は、要領よく仕事を進められるものです。
一つ一つの仕事もサービスも商品も、昔の経験則では通用しない事が増えてきました。ニューノーマルってやつですね。。
なので、今必要なものはコミュニケーションスキルを高める事で、他人との信頼関係の構築や新し情報の入手を上手に進める事が重要ですね。
コミュニケーションのあり方や、取り方を今一度考え直すべき時だと思います。