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株式会社ZIZI代表の豊泉剛(ゴー)ブログでGoBlo(ゴーブロ)

ベンチャー企業に合わない人~10選

今年度も残すとこわずか、、早いもんです。
今回は「ベンチャーに合わないよ!こうゆう人!」というテーマで書きたいと思います。

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12月、3月の年末&年度末になると転職する人がグン!と増えます。
なんか自分は、この転職の時期になると後輩や元部下から「転職するのでご飯行きませんか?」の連絡をもらう事、めちゃあるんですよ。


まあ、基本来るもの拒まず精神なので、全て行きます。きっとその後輩は自分に聞いてもらいたい話があるから、連絡くれたと思うので、相談事項忘れないうちに、、という意味でなるべく早い段階でスケジュール組みます。

 

自分のキャリアも4社中3社はベンチャーで、今もいくつかのベンチャー系企業に顧問で入ってます。なので、この手の転職相談や面談は今まで、100人以上は真正面からこなしてきました。

そんな中で感じた、ベンチャーには合わないな、、と思う人のタイプ、列挙してみました。

 

①アウトプットが下手くそ、、なのでなに考えてんのかわからん人
 →ベンチャーって自分をわかってもらえないときついです、なのでアウトプットしなくてはダメ。
まず基本的なところとして「解った、解らない」「出来る、出来ない」「やる、やらない」の意思表示をしっかりとする事。この意思表示をアウトプット出来ないと、こいつ何考えてんのかわからんで、放置されます。。誰も気を使ってくれないですよ。

 

②給与ばっかりに目がいって、給与が上がる仕組みを理解してない人
 →ベンチャーは儲かる、稼げる!!これは幻想です。
 確かに大手と違い給与の昇給などに年功序列的なルールはないかもしれませんが、そんなルールうんぬんの前に、給与上がるなら、会社の利益が上がらないと無理なんですよ。ここも超基本ですが、ベンチャーだろうが大手だろうが儲かっている会社なのかどうなのか。ここをちゃんと見極める事が大事です。
ぶっちゃけ儲かってないベンチャーの方が圧倒的多数だと思います。継続的に稼げないベンチャーが多いという方が適切かも。。

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③社長や、上司はなんでも出来ると美化しすぎていて出来ないと叩き(文句)たくなる人
 →ベンチャーの社長や役員てキラキラしてて、魅力的な人が多いのは事実だと思います。男が男に惚れてしまう、、みたいな感覚は自分も経験してます。
 知識力、行動力、管理能力、営業力、交渉力、、、とビジネスでは様々な能力が必要とされますが、それらをバランスよく全て兼ね備えている人は経営者層でもそういません。特にベンチャーの社長をやるような人は、むしろどこかの能力に超偏ってるケースが多いです。ゆえに、超優れているところも超出来ないところもあり、差が激しいです。
 いくら社長でも、出来ないところはあるのでそこを叩いててもなんの意味もないです。あなたがベンチャーにいる目的は憧れの社長や上司になるためじゃなく、あなた自身の成長スピードを上げていく事にあります、ここは忘れちゃダメだと思います。

 

④個人のスキルアップ向上を真面目に取り組めない人、そもそも勉強する気のない人
 →確かに毎日ちゃんと会社に行き、業務にあたっていればそれなりのスキルや知識の向上はします。でも、ベンチャーにいてこの成長スピードではいる意味がない、というかもったいないです。
 むしろ日々の業務の中で得られる成長スピードで満足。と考えているならより大きな案件を動かせる大手の方が向いてますね。自分で必要だと思う知識や自分の持ち味をより活かせるような知識は、率先して得ていかないとダメです。

本でもネットでもYoutubeでもなんでもいいですし、あとはより多くの人と会って話をすることも重要です。インプットしまくって、そしてセットでアウトプットをする。この繰り返しで知識の定着化をし続けてください。

 

⑤ノリと勢いで成功すると思ってる人
 →これも結構勘違いしている人多いです。確かにひと昔前は中卒の元ヤンキーが大社長みたいなアメリカンドリームはありましたけど、年々減ってますよ。こうゆう人。
 ノリと勢いはビジネスの上で重要ではあります。ただ、ベンチャーだろうが大手だろうが組織の中でパフォーマンスを出さなくてはいけないという制約があると、これだけだとチーム内でハレーションを起こす可能性が高いです。

なので、このような人は組織内、チーム内での孤立をうみ、ゆくゆくは退職、、という流れになる人がほとんどです。
本当にこのノリと勢いしか持てないのであれば、ベンチャー企業ではなく、独立して個人で突き進むことを薦めます。その方が成功確率は高いと思います。

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⑥会社って企業って上司ってこうあるべき論がなぜか強い人
 →そこそこの大手から中途への転職でベンチャーに入ってくる人で多いタイプ。
 自分がいた前職ではこうだったという大手の価値観や環境を引きずってくるとまず、続かないです。。一言で大手とベンチャーの違いを説明すると、
 大手:ある
 ベンチャー:ない  んですよ。。
 大手はなんでも揃ってますよ、備品やら、制度やら教育体制、サポート体制やら、、なので大手なんです。そんな揃った環境なので、ある意味誰でも仕事できるようになるよね、活躍できるよね、利益貢献出来るよね、というのが大手の一つの側面です。
 なので、ベンチャーに来たのであればこうあるべき論はまずは捨てるべき。今の環境でベストな結果を出し、ないものは自分で作る、作っていくという思考回路にしないと辞めたくなります。ほんとカオスなので、、
 ベンチャーも我々一般的な個人も同様でこうあるべきとか、そんなのないんです。自分も周りからきみはこうあるべきだ!なんて説教されたら面白くないですもん。。

 

⑦その業界だけで入社を決めたタイプ
 →業界がイケていても、自分のやる職種がなんなのかを把握してないと潰れてしまうケース多数。自分の業界でよくある例は、ネット広告の世界は華々しいのできました。でも営業をさせられるとは。。なんてケースです。

そのような人に営業じゃないと何をやるつもりだったの?と聞くと、プランナー、企画職がいいです。とだいたいこう返ってくる。

企画って企画する事自体が目的ではなく、クライアントの利益を作る事が目的。まずどうすれば売上、利益が上がるのかを自分で経験できる営業職は将来企画やるにしても非常に大事な感覚を得られると思います。と今まで何回も話をして説得してきました。

この職種が間違うと退職理由の一つになるので、職種を社内で変えて行くというのはいい対処法です。職種が変われば会社の見え方も変わってくること多いので。


⑧大手はどうせ超サラリーマンと勝手に見下して入ってくるやつ
 →⑥でも書きましたが、大手はなんでも揃っている環境なんですよ。なので、確かに人によってはつまらない環境に感じる人もいますが、そのつまらなさだけで大手を見下して、ベンチャーを美化というか期待している人もベンチャーでは続かない。

そんな表面的にしか物事見れてないのであれば、ベンチャーに来ても転職を繰り返してジョブホッパーになるのが関の山です。自分の周りでもそんなジョブホッパー沢山いますが、この人、最初から大手行ってたら、ずっといたんだろうな、、そしたらそこそこの役職で今よりもいい給与もらってたんだろうな。。と想像できてしまう人が多いです。


⑨解った!の基準も稼げた!の基準も低い人
 →ベンチャーは大手に比べ、安定や保証、環境もないです。なので、投資的に言えばハイリスクハイリターンです。なので、仕事を通じ得られるスキルや知識、そして報酬についてもハイリターンを求めるべきです。

知識レベルや報酬レベルを大手の人と同等でOK!としているのであれば大間違い。安定も保証もないんですよ??ハイリスクローリターンですよ!!その満足できるレベルを色々と上げられる人じゃないとベンチャーでは続かない。

 

⑩未熟感を楽しめない人
 →上記で散々記載してきましたが、ベンチャーは未熟なんですよ。これから色んなものを作っていかなくては存続できないので、
 エネルギッシュな側面があります。なので、その未成熟と向き合い、楽しめる人は向いてます。自分も管理職の時代、散々部下の会社の嫌なところ、指摘されました。でも、否定するどころか、ほぼ納得しちゃった自分がいましたw

その時も思いましたが、自分はそのような環境が好きだったので順応出来たけど、出来ない人も大勢いるという事も知りました。

 

これからベンチャー企業に行く人、いまベンチャーで頑張ってる人、辞めようかな??と考えている人、、なにかの参考になればと思います。  

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