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株式会社ZIZI代表の豊泉剛(ゴー)ブログでGoBlo(ゴーブロ)

起業して3年、思った事をメモ

当社、株式会社ZIZIも5月で3期目が終わり、4期目に入る事が出来ました。

数多くの人に支えられてやってこられたと感謝しております。ありがとうございました。

 

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thankyou

3年という節目を迎えたので、とりあえず今の率直な気持ちをメモっておくという意味も込めてこの3年間で感じた事、わかった事を思いつくまま洗い出してみました。

 

ほんと起業ってやりたい人がやればいいと思ってます。

ですが、これからの時代、起業まではしなくとも自分の「個」の力で生きていかなくてならないと思ってます。起業はその一つのわかりやすい手段なのかなと思います。

 

これから起業する人、したいと考えている人、したらどうなるの?とちょっと気になってる人、、何かの参考になれば嬉しいです。

 

 ①住宅購入は独立の前に、、

→サラリーマン時代、そこそこ年収もあったので社会的信用はありました。マンション買う時も強気で商談できました。が、、、起業するとその信用は地に落ちます。ほんと地に落ちました。。

住宅って高い買い物ですので、将来的に欲しい人は独立する前に購入しておくことを強く勧めます!

社会保険料の支払額を抑えるために役員報酬自体を低めに設定する社長多いです。そうすると当然年収は下がりますので、社会的信用はずたぼろです。。

社保で多くの金額を払うか VS 年収上げて社会的信用GETするか

のような構図はありますね。。

 

 ②売上よりも、利益を伸ばすのが難しい

→利益、利益率の確保ってほんと難しい。利益率を下げる原因はお付き合いの中で頂けるお仕事です。ちょっとこれ安くやってよー!という断れない関係の中からくる案件が続いてしまうと利益率の低下をうみます。。

でも、大事なお付き合い、、この辺を無下に断ればその先の仕事はない、、という事にもなるので、難しいところですね。

借入する際も月商の何ヶ月分ならOKとかの指標あるんですよ。なのでやはり、創業したては売上を上げていく事を重要視した方がいいと思います。

売上が上がれば、取引先が増えているか取引先との関係が濃くなっているという証なので、利益利益で行くよりはまずはお付き合いの場を広げていくという意味で売上を大事にするのはありです。

 

③税理士は最初からつけるべし

→ビジネスはもちろん売上から仕入れや経費を差し引いたものが利益、この商取引を繰り返す事にあるんですが、一人で毎日これを繰り返すと視点が目先になりがちなんですよね。私は会社設立からずっと同じ税理士に見てもらってますが、面談すると視点がやはり全然違います。プロとして色んな視点を教えてもらえます。

あと、区役所やら社会保険事務所やら、色んな役所から手紙やらはがきくるんですよ。見てもさっぱり意味がわからないもの多いのでその度に税理士に聞いてます。

色んな制度や世の中の仕組みがわかって面白いですが、こんな事いちいち紙使って、送料払って送ってくるなよ、、と思う事も多々あります。これも税金かよ。。とがっかりしますね。

 

④体調管理にはめちゃ気を使うので健康になれる??

→まあ自分は前から健康ではあるんですが、起業して誰にも替えが効かない状況になってなおさら体調管理には万全を期してます。

プロテイン飲んだほうがいいよ、、このサプリでビタミンBは取らないと、、こんな話を聞けばすぐに実行しちゃってます。

勧められたけどやってないというか、やる勇気がないのはファスティングくらいですね。。ご飯食べられないのは考えられない。。。

 

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⑤情報収集=お金儲け(ビジネス)という感覚

→TVや雑誌、メディアに取り上げられた情報はみんな知ってる情報なのである意味古いですよね。本当に今が旬な情報は人が持っているので、多くの人に会うという事をより大事にするようになった。

今までは人脈形成で人と会う事が多かったけど、お金儲けという点で会おうと思うようになった。あと、無料のセミナーよりも有料セミナーの方が明らかに情報の質がいいので、有料セミナーに行くようになりましたね。

 

⑥周りが変わった

→起業した瞬間から感じた事。特にビジネス上でつながりのある人が変わった気がした。

これはポジティブな事もネガティブな事も含みます。

ポジティブな意味では、君が社長になったんであれば仕事をお願いしたい。という嬉しい言葉をもらえた事。起業という一定のリスクを取る事で、リスクを取った人たち(起業家、経営者)からの共感を得られたこと。社長は社長を応援するし、後輩社長ならかわいがるみたいな風習あるんですよ。サラリーマンの時にもかわいがっていただいた社長は多くいましたが、なんて言うか、、かわいがり方が違うんですよね。。

 

ネガティブという意味では、ある程度の会社で決済権あったから付き合ってたけど、、、自分で小さい会社やるならあんまり用はないよ君に、と思われてしまった方は音信不通に。。ちょっと寂しですね。この人もかい!!みたいなガツンとショックな時もありました。

 

⑦思考が前向き、ポジティブシンキングじゃなきゃダメ

→不安を感じるのは不安があるから。不安を作っているのは自分自身の思考。という言葉を本で読んだことがあります。この事が本当に理解できた。

起業すると自分のタスクを理解してくれて支えてくれる人がいなくなります。そうなると、思考が負のスパイラルに入った時、誰も助けてくれないんですよ。なので、日ごろから楽観的というかポジティブでいなくてはいけないと思うようになりましたね。

出来なかったらどうしよう、上手くいかなかったらどうしよう、、こんな思考なんの役にも立ちませんね。。

 

⑧コミット力は上がる⤴

→かっこつけるわけではないですが、仕事に対してのコミット力は数段上がりました。

頂いている報酬の3倍の結果は最低出そうと本気で思って行動してます。

でも、この3年間で契約解除が1件、報酬減額が1件という苦い苦い結果もあります。

 

大事なことは、自分自身が一つ一つの仕事にコミット力が上がった、向き合えた、と思えることです。そのコミットと結果は別物です。

そうゆう事からも自分が本気になった時にどこまでパフォーマンスや結果を上げられるか自分自身が知れるといういい経験にもなっていると思います。自分自身の本気を知るってけっこう斬新でした。

 

 ⑨嫁さんの不安は予想以上に大きい

→ここは本当に難しい。。贅沢は出来ていませんが、生計は立てられているので嫁さんは結構安心してくれいると思ってました。が、、、全然そんなことなかった。

企業に勤めている方が安心してたっぽいです。ここはうちの嫁さんの性格もありますけど、思っている以上にケアをしてあげた方がいいと思います。

小さい子供がいる家庭は特に!!!です!

仕事と家庭を両立させて一流だと思っているので、ここは頑張り、成し遂げたいな。。

 

 ⑩物を買う時、価格より支払い方法、キャッシュフローを考えるようになる

→私は新卒で会計事務所で勤務した経験を持ちます。2年半法人決算を担当してました。なので決算書はそこそこの数を見てきました。が、、、自分の会社のものとなると全然見え方が違う!

B/S,P/Lとキャッシュフロー計算書、この辺の財務諸表はめちゃくちゃよく見るようになります。ここはかなり勉強になります。

キャッシュが尽きたら会社はゲームオーバーなので、一括で買って金利払わない事よりも、毎月の支払いが(キャッシュアウト)軽い方がいい、みたいな感覚になりました。

 

キャッシュフローを気にしすぎて借入をすると、癖になっちゃいました。

ちゃんと会社が回っていれば、法人の借入って色んな制度があるので難しくないですし、金利もめちゃ安い。

なのですぐに借りたくなっちゃう。。自分はその辺を税理士によく止められます。。

 

おまけ:選挙とか納税とかちゃんとするようになる。

今までももちろん選挙や納税はしてましたよ。でも、なんか意識が変わりました。

政治に対してもこれからこの政治家はどう変えて行きたいんだろうとか、この政治家の語る未来は見てみたいな、とか政治家って将来を創造していきたい人がなるんだな、と思えたことが変化です。

 

税金も今までは勝手に給与から引かれ手取り額が振り込まれてました。納税意識は持ってないに等しかった。でも今は、企業活動の中で得た利益を収めるので、自分の中で重みは全然違いますね。

ちょうど、子供も保育園に通っていて、そこにも多額の税金が使われてます。

今は自分で収めた税金が、このようなところに使われていると身近に感じられているので実感しやすい環境なのもちゃんと納税したいと思える一因なのかもしれません。

 

まぁ一言でいうと、ちゃんと大人の感覚になったな、、と思いますねw